【Q&A】コミュニティガーデンの場所の確保は悩みどころです。どうやって探しましたか?
ご質問ありがとうございます。
お借りした場所はコミュニティガーデンというには
とても小さなスペースですし
わたしの場合、直感を大切に行動し物事を進めていくので
一般的なやり方ではないかもしれませんが、経緯をシェアします!
いつもどこか場所がないかな?って思って暮らしてます^^
都心で土地が少ない中
常に「どこかにコミュニティガーデンができる場所がないだろうか?」
と思って歩いていると言っていいです。(現在も)
とても小さな場所からでいいと思っていました
また、都心ですし最初ですから
一軒家の庭程度の広さでよいと思っていました。
ハードルが低かったから、契約できたとも言えます。
小さなスペースですが
普通はなかなかお貸し頂けない環境です。
実験&スタートの場所としてお貸し頂けたことは
ありがたい限りです。
お声掛けしたところは2件で、そのうちの1件に決まりました。
契約したここはマンションの屋上ですが
もう1件お声掛けしたところは
一軒家で庭がある場所でした。
明らかに空き家だということがわかったので
ずっと気になっていたのです。
小さな庭もありますし
人がアクセスしやすい環境です。
ですが空き家なだけに
誰にどうやってお聞きしていいかわからず
どうしたらここの家主に会えるだろうと思っていました。
勇気を出してお声掛けしました
そんなある日
そこを通りがかったら
老夫婦がその庭の草取りをしていました。
だいぶ変な人と思われるとわかっていますが
今がチャンス。ここで声をかけるしかない!
と心の声がしたので・・・お声掛け。
名前と住所を名乗り
大きな木枠コンポストを置くために
お庭を使いたいことを簡単に説明しました。
すると
「コンポストって臭くなって近所迷惑になるのではないか?」
※ コンポストのことはご存知でした!
「この家は処分するつもりだから、お貸しするとややこしくなる」
「そういう良いことをする人に本当や貸すといいのだろうけど」
と見ず知らずな上に
突拍子もないことを言っているであろうわたしに、
とても親切に対応してくださいました。
堆肥って臭い そう思いますよね。
自宅が近かったので
LFCコンポストのバッグを持参し思っているようなニオイはないことを確認して頂きました。
わたしの住所と電話番号をお渡しして
その日は、その場を立ち去りました。
ご近所でゆるやかに温かく繋がっていたい
その日は、初夏の暑い時期で、
おふたりの草むしりの成果で、あっという間に雑草でパンパンの3〜4袋のビニール袋ができていました。
その後 袋の中身がどんどん茶色くなり
1ヶ月ほどそのままだったので
ただゴミの日に捨てるくらいのことはお手伝いできるし
したいな〜と 思っていました。
そんなご近所付き合いができたら良いのに・・・と思います。
(本当は、落ち葉等分解に時間がかかるもののためのコンポストに入れたいですが…)
それから2ヶ月くらいした忘れた頃に
「申し訳ないけれど、お貸しすることはできない」とお電話がかかってきました!
すでにその時には、現在のスペースが決まっていましたし
諦めていたのですが
丁寧にお電話くださったことが嬉しかったです。
ちょっとの勇気が可能性を広げる
結果的には、断られましたが
直感(ふっと浮かぶアイデア)を大切にし
それを行動に移すちょっとの勇気で可能性は広がります。
契約できた現在の場所もそうです。
数ヶ月前に、建物のオーナーとお話する機会がありました。
その際、コンポストのお話をしたところ
「屋上で昔 母がプランター菜園をしていていて、堆肥を買いに行く時だけ、車を出して手伝っていたわ」
と 言われていたのです。
そのことを、ふと思い出し、勇気を出して相談したところから動きました。
「ここだ!」「いまだ」という直感が働いたために
逆に「断られるのがコワイ」
と好きな人に告白するような感覚になり
なかなか 伝えられない時間があったことも書いておきますね。
お客様やLFCコンポストアンバサダーの方から
Facebook等をみると
わたしが 悩みなく
ずんずん進んでいっているように観えるので
躊躇したとか、こわかったとか意外でした〜
と頂いておりますが
内側の小さな女の子が 鼻水垂らしながら泣きながら歩いてる時もあります 笑
コミュニケーションが上手くいっていたら、驚くような展開もある
屋上をお借りする話を進めていたら
オーナーさんもコンポストを始めることになり
屋上だけでなく
1階スペースに木枠のコンポストを置く場所まで
お借りできるようになりました。
今のところ、わたしがお伝えできることは、こういう内面的なことです。
例えば区役所に行き・・・とか
こういう資料を参考に・・・等ということは
お伝えできることがありません。
アンテナを張っていることは大切ですが・・・
コミュニケーションがうまくいっていたら
案外簡単に進むことってたくさんあると思っています。
コミュニティガーデンの場所の確保は悩みどころです。どうやって探しましたか?
という頂いたご質問の答えをまとめると・・・
◎ 丁寧であたたかなコミュニケーションのパワーってあなどれなくて、日頃から大切にしていると思いがけない出逢いや展開がある
◎ ニオイや虫や人の出入りに対する安心感を持って頂く工夫は必要
◎ 直感を大切に、それ(深い自分からの呼びかけ)を信じて勇気をもって行動する
最後に、わたしが励まされたジュリアン・シャムルワさんの言葉を紹介しますね。
わたしがコミュニティガーデンのお手本にしているのは、パリ5区でコミュニティガーデン運営をされているジュリアン・シャムルワさんです。
そのジュリアンさんが、今年の6月6日に、わたしに「場所は必ずあります」と言ってくださった 動画55:55からの言葉に励まされました。その他の部分も参考になると思います。ぜひ観てみてくださいね。
また、コミュニティガーデン運営についてもお答えした動画は、こちらになります。
ではでは、これを読んでいるあなたに
必要な人や場との出逢いがあると信じています。
LOVE 美喜子